こんにちは!
営業担当の永島です。
築年数が経過したお家に住んでいると、耐震性が気になっている方は多いのではないでしょうか?
いつどこで発生するか分からない大きな地震に備えて、住宅の耐震性を高めておくことはとても重要です。
今回は、耐震性を高めるリノベーションについてご紹介します。
◆耐震補強の場所と方法
戸建て住宅をリノベーションする際、耐震補強の工事も合わせて行うことが可能です。壁や床などを取り外した場合、耐震補強工事が必要かどうか、現状の耐震性も把握しやすくなります。もし耐震性に問題があれば、耐震補強工事も同時に行いましょう。
●壁
木造住宅では柱や梁のほかに、壁の内側の柱と柱の間に斜めに交差した筋交いという部材が使用されています。この筋交いは柱や梁と接合する部分に金属で固定することで、耐震性能は高まります。
また、壁に「耐震パネル」を追加したり、壁の量を増やすことで揺れに対する強度を高める方法もあります。
●接合部分
昔ながらの木造住宅は、柱や梁、壁などがしっかりと接合されることで、ある程度の揺れに耐えることができる造りになっています。ところが、時間の経過とともに接合部分が緩み、地震の揺れに対し建物を支えることができなくなることがあります。
このような場合、柱と梁の接合部分に金具やボルトを追加することで、揺れが発生した際に接合部がしっかりと建物全体を支えられるようになります。地震による倒壊を防ぐためにも、接合部分の強度は大切です。
●屋根
古い住宅の屋根に多く使われている重い瓦は、地震時の倒壊を高めるリスクがあります。そのため、瓦を軽量の屋根材に変更することで、住宅にかかる重みを軽減し、耐震性を高めることができます。
●床や天井の補強
床や天井の剛性を上げることも耐震性を高めるポイントです。 揺れのエネルギーを床や天井に分散させることで、建物全体の耐震性が向上します。 合板を床や天井に貼り付け、構造の強度を高める方法があります。
特に2階建て以上の建物では、上の階の揺れが下階に伝わりやすいため、各階の床や天井の補強は重要です。
戸建て住宅のリノベーションをする際は、耐震補強工事もあわせて検討することをおすすめします。
耐震補強工事を行って、安全・安心に暮らせる住環境を整えましょう。