こんにちは。営業部の三島です。
新型コロナウイルスの感染は今なお続き、予断を許さない状況です。コロナ禍を迎え手指消毒が当たり前となりつつあり、抗菌についての意識も高まりした。私たちの身近な素材である木にも実は抗菌作用があるのはご存知でしょうか?
◆ヒノキが使われるのにはれっきとした理由が!
古くから日本では植物や木の抗菌作用を生活の中に取り入れてきました。桜餅の葉や笹団子、曲げわっぱのお弁当箱、お寿司屋さんの木のカウンター等は代表的な身近な例ですね。抗菌作用の強い木の代表として、ヒノキ・ヒバが挙げられます。
ヒバ・ヒノキにはαカジノール、ヒノキチオールという抗菌作用があり、大腸菌・サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌などに対して菌の活性を抑える効果が実証されています。まな板に木が使われるのも実は理にかなったことだったんですね(^^)
◆天然素材で身体にやさしく抗菌
また、ヒバやヒノキと同じように抗菌作用のある材質として有名な素材が竹です。竹の抽出物には2,6-ジメトキシ-1,4-ベンゾキノンという成分が含まれ、抗菌作用・抗酸化作用が確認されています。巻きす、ちまきを包むタケノコの皮など食品を包んだり、扱ったりするものに竹が使われてきたのも抗菌作用があるからこそなんです。
木や竹といった天然成分で抗菌ができると身体に優しく安心ですよね。現在公開中の平屋モデルでは竹素材を用いたちゃぶ台、一輪挿し、鏡などの家具や雑貨をコーディネートしています。和モダン風のおしゃれな見た目だけでなく、抗菌作用もあることで日常づかいも安心できるところが嬉しいポイントです♪
参考文献:におい・かおり環境学会誌「森の香り・木の香り その正体と働き」2007年38巻6号 谷田貝光克
参考ウェブサイト:東北森林管理局「【ヒバの特性】抗菌作用」
https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/simokita/hiba/character02.html
公共財団法人国際緑化推進センター 竹の高度利用
https://jifpro.or.jp/chiepro/knowledge001/