こんにちは。営業部の三島です。
普段何気なく触れたり使ったりしている木ですが、実は木にも特性があり用途や目的に合わせて使い分けをしているのをご存知でしょうか? 今回は代表的な二つの樹種とその違いについて解説をいたします
◆軽くて柔らかい針葉樹
木は針葉樹・広葉樹の二種類に大別されます。スギ、マツ、ヒノキに代表される針葉樹は成長が早く、まっすぐ上方向に伸びる木です。成長が早い針葉樹は空気をたっぷり含み、質量が軽く柔らかいのが大きな特徴です。
まっすぐな木材かつ軽く柔らかいことから、加工性に優れ、日本では古くから梁や柱といった構造材として使われてきました。たっぷり空気を含む針葉樹は触れたときの柔らかな質感が心地よく、靴を脱いで室内を歩く習慣のある日本の生活には床材としても相性が抜群です。当社でも一番人気の床材は針葉樹のスギ材です。優しい肌あたりは年代問わず多くの方に愛されています。
◆重くて硬い広葉樹
一方、ゆっくりと横方向に大きくなる広葉樹は重厚感があり堅い質感が特徴です。代表的な木はナラ、ブナ、サクラ等が挙げられます。英語で針葉樹がsoft woodと呼ばれるのに対して広葉樹はhard woodと呼ばれ、その特徴がそのまま表れています(^^)
堅くてキズが付きにくく、土足で室内を歩く文化のある欧米では床材として古くから馴染みが深い木でした。針葉樹に比べて節が目立たず木目が穏やかで、様々なインテリアテイストとも合わせやすいのは広葉樹の特筆すべきポイントです。キズの付きにくさも相まって床材としての人気が高い木です。
次回は丸永建設のおうちの中でどのような使い分けをしているか詳しくご紹介します。